「法学部」が面白いほどよくわかる
高校生が進路を考え始めたら
法学部で学ぼうプロジェクト編
法学教室4月号増刊
法学って言われても,ピンとこない…。
でも,実は私たちの身の回りには「法学」がたくさん。
そんな身近で面白い「法学」について,知りたくない?
本書では大学の先生から,民法・知的財産法・労働法・刑法という,
特に身近な法学について,面白さや魅力をアツく語ってもらうよ!
法学部の授業って,高校の授業と何が違うの?
法学部では何を学ぶのか,どうやって学んでいくのか,
事前に知っていれば君の学部選択の際に役に立つはず。
本書は法学部の模擬授業を記事でも,動画でも楽しめる。
医事法判例百選
甲斐 克則 (早稲田大学教授)
手嶋 豊 (神戸大学教授)/編
2014年の旧版刊行から8年。重要判例の蓄積などこの間の動きに対応し,収録判例を大幅に入れ替え,109件の判例を収載した。また,医療現場で必要な各種指針をコラムで解説。法学部の学生はもちろん,医療関係者にも理解しやすいよう,わかりやすい記述に努めた。
まだ,法学を知らない君へ——未来をひらく13講
東京大学法学部「現代と法」委員会/編
東京大学にて1・2年生向けに法学の導入科目として開講されている人気の講義「現代と法」の書籍化。法学部の教員がオムニバス形式で,同性婚や非正規格差問題,ビッグテックへの対応など注目の論点をわかりやすく解説。法学への第一歩を踏み出すための一冊。
はじめに(白石忠志)
第1講 デジタル社会と憲法(宍戸常寿)
第2講 同性カップルと婚姻(沖野眞已)
第3講 刑法は個人の尊厳を守れるか──性刑法の改正議論を題材に(和田俊憲)
第4講 金融サービス仲介業制度の導入(神作裕之)
第5講 役員報酬と法(飯田秀総)
第6講 非正規格差をなくすには(神吉知郁子)
第7講 著作権法の過去・現在・未来(田村善之)
第8講 プラットフォーム全盛時代に適正な競争を確保する(白石忠志)
第9講 ビッグテックの台頭──競争法は機能しているか?(Simon VANDE WALLE)
第10講 GAFAの利益をつかまえる──経済のデジタル化と国際課税ルール(増井良啓)
第11講 国家間のサイバー攻撃をどう規制するか?──国連におけるICTs規制論議の経緯・現状・課題(森肇志)
第12講 契約とContract──比較法からパンデミック・オリンピックまで(溜箭将之)
第13講 一人一票の原則を疑う(瀧川裕英)
世界の憲法・日本の憲法——比較憲法入門
新井 誠 (広島大学教授)
上田 健介 (上智大学教授)
大河内 美紀 (名古屋大学教授)
山田 哲史 (岡山大学教授)/編
社会や憲法に関わるトピックから学びはじめる,比較憲法の入門書。現代国家が抱える課題に対し,世界の憲法と日本の憲法はどう向き合っているのか,各国の憲法規定・判例・運用を比較した。初めて比較憲法を学ぶ人,外国の憲法と日本の憲法の特色を知りたい人に。
信託法——現代民法別巻 第2版
道垣内 弘人 (専修大学教授,東京大学名誉教授)/著
現行信託法の立法過程にもたずさわった,信託法研究の第一人者による体系書。条文の文言・論理構造に注意しながら解釈を行う。第2版では,初版以降の法令や判例,学説の動向を反映するとともに,理論をさらに詰めて厳密な解釈論を展開。信託法の本質に迫る。
少年法 第2版
川出 敏裕 (東京大学教授)/著
少年法の現状を,実務の運用と裁判例を踏まえて描き出すとともに,少年の健全育成という基本理念に基づく少年法の体系的な解釈を示す。成年年齢の引下げに伴う少年法改正(18歳・19歳の者を「特定少年」として扱う,実名報道を解禁するなど)に対応した。
第1章 少年法の概要と基本理念
第2章 非行少年の発見過程
第3章 事件の受理と調査
第4章 審 判
第5章 終局決定
第6章 上 訴
第7章 準少年保護事件
第8章 少年保護事件の補償
第9章 少年の刑事裁判
第10章 少年事件の報道
第11章 少年法改正の歴史
社会保障法 第3版
菊池 馨実 (早稲田大学教授)/著
法制度の解説,裁判例の動向,法理論の展開などを織り交ぜながら,歴史的経緯を踏まえた社会保障法の到達点を明らかにする。2018年の第2版刊行以降の各種制度改正に対応するとともに,全体にわたって記述の見直しを行い,一層の充実をはかった最新版。
総論
第1章 社会保障とその特質
第2章 社会保障法の理論と展望
各論
第3章 年 金
第4章 社会手当
第5章 労働保険
第6章 公的扶助
第7章 医療保障
第8章 社会サービス保障
反垄断法
独占禁止法
泉水 文雄 (神戸大学教授)/著
独禁法がある行為をなぜ規制するのか,その行為はどうして競争を制限することとなるのかから出発し,事実を丁寧に検討した上で,一般的な解釈がどうなっているのかを,経済学の考え方も交えながら体系的に論じる。エンフォースメントにも目配りが行き届いた研究者・実務家にとって必携の一冊。
继续性契约之规范
継続的契約の規範
中田 裕康 (東京大学名誉教授,一橋大学名誉教授)/著
学界の主柱として活躍し実務界の信頼も厚い著者が長く研究を続けてきた継続的契約に関する論攷をまとめる。収録論文は初出時の状態を基本としつつ,発表後の法改正等について必要な補訂を行った。書き綴られた,大河のごときその思考の流れ。
第1編 継続的契約総論
第1章 継続的契約関係の解消
第2章 継続的契約──日仏民法改正の対照
第3章 フランス民法改正案における継続的契約
第4章 永久契約の禁止
第5章 契約における更新
第6章 継続的取引における時の流れ
第2編 継続的契約の諸相
第7章 使用貸借の当事者の破産
第8章 不動産賃借人の保証人の責任
第9章 将来の不動産賃料債権の把握
第10章 契約解消としての解雇
第11章 銀行による普通預金の取引停止・口座解約
第3編 契約と債務
第12章 売買契約──売買の多様性とその本質
第13章 消費者契約法と信義則論
第14章 債権者平等の原則の意義──債権者の平等と債権の平等性
第15章 共同型の債権債務について
第16章 共同相続された預金債権の法律関係──普通預金債権を中心に
彻底CHECK刑法
——基本事例演习
徹底チェック刑法——基本をおさえる事例演習
嶋矢 貴之 (神戸大学教授)
小池 信太郎 (慶應義塾大学教授)
品田 智史 (大阪大学准教授)
遠藤 聡太 (早稲田大学准教授)/著
事例問題を解くために必要な力をきちんと身につけられる一冊。基礎知識とともに,間違えないよう注意したい点,具体的な事例での考え方をしっかりと解説。最低限おさえておきたい内容が詰まっている。講義やゼミでの教材にも,自習用にも。
宪法的素养
——从体温开始的十五讲
憲法のリテラシー——問いから始める15のレッスン
横大道 聡 (慶應義塾大学教授)
吉田 俊弘 (大正大学名誉教授)/著
「法学教室」の好評連載「探検する憲法」が充実して書籍化。高校までの「憲法」学習と大学の「憲法」学修との間のギャップを,教育学者の素朴な問いかけと,憲法学者による丁寧な応答(解説)を通じて解きほぐした。憲法教育の視野を広げるインタールードも必見。
从基础学习的商法
基礎から学ぶ商法
小柿 徳武 (大阪公立大学教授)
伊藤 吉洋 (関西大学教授)
原 弘明 (関西大学教授)
島田 志帆 (立命館大学教授)/著
具体的なイメージがわきにくい商法分野を,経済や現代社会との関係を踏まえて解説する新しいカタチの入門書。豊富なチャートを駆使して読みやすさを追求し,商法分野の全体像をつかむことができるよう配慮。商法学習の第一歩はこの本から。
数字化·信息化时代的金融法
デジタル化・グローバル化時代の金融法
森下 哲朗 (上智大学教授)/著
金融法に長く取り組んで来た著者による研究書。基本となる権利関係や責任についての考察をベースとして,デジタル化,国際化から生ずる先端的課題を論ずる。新たな法的問題を克服するための足がかりとなる珠玉の論文集。
会社法大要 第3版
龍田 節 (京都大学名誉教授)
前田 雅弘 (京都大学教授)/著
会社法のダイナミクスと面白さとが理解できる好評の1冊。制度それぞれの存在理由や相互関係の理解に役立つ。株主総会資料の電子提供制度の創設,株主提案権の濫用的な行使を制限するための規定の整備など,令和元(2019)年会社法改正に対応した最新版。
第1章 企業の形態
第2章 会社法の目的と手段
第3章 会社の法人格と有限責任
第4章 会社の業務執行
第5章 監査と検査
第6章 株主と株主総会
第7章 株主と株式
第8章 会社の資金調達
第9章 会社の財務と損益
第10章 会社の組織とその変動
第11章 企業の結合と再編
第12章 国際会社法
令和3年度重要判例解说
令和3年度重要判例解説
例年好評を博している『重要判例解説』の最新版。令和3年度1年間の判例を概観する「判例の動き」と,厳選した重要判例についての的確でわかりやすい「個別解説」で,最新判例を広く深く学べる一冊。
破产法·民事再生法
破産法・民事再生法 第5版
伊藤 眞 (東京大学名誉教授)/著
倒産法研究の第一人者の手による理論的体系書。第4版刊行以降の重要な裁判例や文献をアップデート。進展著しい実務の動向に目配りし,理論的に考察した。今後の解釈と運用の指針を示す,最新・充実の第5版。
入門 司法・犯罪心理学——理論と現場を学ぶ
法と心理学会/監修
綿村 英一郎 (大阪大学准教授)
藤田 政博 (関西大学教授)
板山 昂 (関西国際大学講師)
赤嶺 亜紀 (名古屋学芸大学教授)/編
心理学と法学の接点である「司法・犯罪心理学」を,心理学と司法の専門家・実践家が基礎からやさしく解説する有斐閣ならではの1冊。「当事者目線」を軸に公認心理師が現場でどのように活躍できるかを描き出す。学会監修で公認心理師カリキュラムにも完全対応。
宪法的时间
憲法の時間 第2版
井上 典之 (神戸大学教授)/編
一般教養的な知識として「憲法」を知ってもらうための入門書。「憲法は難しい」というイメージを払拭。COVID─19に代表される社会の新しい出来事や重要判例を取り入れ,さらにバージョン・アップさせた最新版。巻末に憲法の全条文を収録。論点が分かるタイトルを追加。
新基本民法2:物权编
——财产的归属与变动
新基本民法2 物権編
——財産の帰属と変動の法 第3版
大村 敦志 (学習院大学教授)/著
物権法を「財の帰属と移転の法」と捉え,物権変動に重点を置きつつ,所有権の意義とその保護の問題にも光を当てる。共同所有の延長線上に位置づけられる法人制度,不登法や区分所有法にも触れ,物権法の全体像をわかりやすく解説。最新の改正に対応。
劳动法
労働法 第9版
水町 勇一郎 (東京大学教授)/著
理論的な道筋を明確に示しながら,労働法の全体像とエッセンスをあざやかに描き出す。著しい動きをみせる法令改正やガイドラインの策定・改定,重要な判例の展開に幅広く目を配り,好評の事例には働く現場の実情を反映した。待望の最新第9版。
私法的现代化
私法の現代化
中田 裕康 (早稲田大学教授)/著
著者がこれまで発表してきた数多の論攷のうち,2017年の民法(債権関係)改正および倒産法・非営利法人法・信託法の改正に関するものをまとめる。収録論文は初出時の状態を基本としつつ,各論文内の前注・後記等で必要な補訂を行った。著者の思考の海,その記録。
フランス夫婦財産法
幡野 弘樹 (立教大学教授)
齋藤 哲志 (東京大学教授)
大島 梨沙 (新潟大学准教授)
金子 敬明 (名古屋大学教授)
石綿 はる美 (一橋大学准教授)/著
フランスではパクス法や同性婚法の成立を経て多様なカップルのあり方を認めており,その財産関係の規律にあたっては様々な制度を緻密に設計している。フランス法研究だけでなく,日本法の理解にとっても重要なフランス夫婦財産制度の全体像を一覧する。
金融机关的私企业性与公益性
——银行规制法与公司法的交错
金融機関の私企業性と公益性
——銀行規制法と会社法の交錯
川口 恭弘 (同志社大学教授)/著
銀行業務には「銀行業の公益性」と「株式会社の私企業性」が鋭く対立する。銀行の公益性を踏まえた上で,営利性をどの範囲まで許容するのかは,緊急の政策課題である。本書は銀行の私企業性と公益性の交錯問題について,はじめて法的な視点から体系的に論じる。
第1章 株式会社の営利性と公益性
第2章 銀行業の公益性──銀行法の目的規定を手掛かりに
第3章 銀行法における株式会社法制
第4章 銀行と証券の分離規制(その1)──銀行本体の規制
第5章 銀行と証券の分離規制(その2)──子会社・持株会社の規制
第6章 銀行と証券の分離規制(その3)──アメリカにおける規制
第7章 銀行の株式および議決権の保有規制
第8章 金融業務の仲介業者の規制
第9章 セーフティネット
終 章